今年は猛暑で本当に暑い日々ですね。東京で夕立が少ないのが気になります。小手毬庭園では、この暑さに負けず青々とした緑の庭が、見た目にも涼しさをもたらしてくれています。特にナツハゼがきれいです。ナツハゼは秋の紅葉がすばらしく美しいのですが、初夏から夏にかけても、赤みのある葉色で、庭のコントラストをよくしてくれます。果実はメジロ等の鳥が夏の間に食べに来るので、残念ながら秋の黒い果実はあまり楽しめそうにありません。

Vaccinium oldhamii  ナツハゼ(夏櫨)
ツツジ科 スノキ属
落葉低木
日向~半日陰に向く

山地の林縁などに生え、高さが二メートル程になる落葉低木。花は5月下旬頃~6月に咲き、わずかに赤みを帯びた黄緑色で、多数が下向きについて穂のようになる。日がよく当たる場所では、葉が夏から赤みがかる。半日陰では緑色になる。秋になると葉は真っ赤に紅葉して美しい。 果実は秋に黒く熟し、食べられる。

ナツハゼの花

Vaccinium oldhamii-1

Vaccinium oldhamii-2

ナツハゼ紅葉