~半日陰の庭便り~ 半日陰を彩るレンテンローズ

レンテンローズ Helleborus orientalis は、キンポウゲ科クリスマスローズ属の耐寒性常緑多年草。クリスマスローズと称され、販売されているものの種のひとつです。正確には、Helleborus niger(ニゲル)の方をクリスマスローズと言い、クリスマスの頃から咲き始める白い花の種を言います。レンテンローズは2月~4月にかけて開花するオリエンタリス種の方で、ピンク、赤、白、黒色等、色も豊富で、最近では八重咲きなどの多彩な品種があります。丈夫で耐寒性があり、半日陰を好みます。
早春の花の少ない時期に、庭を明るく華やかに彩ってくれ、毎年裏切らずに沢山の花をつけるレンテンローズは半日陰のお庭の強い見方。落葉樹の株元などに植えるとよいでしょう。

小手毬庭園風景20090216

小手毬ガーデンではレンテンローズの白い花がニゲルより先に開花しました!ニゲルを植えた位置が日陰な為、ニゲルの開花が遅れてしまっているのです。レンテンローズは下向きで咲きます。

レンテンローズ白
下からパシャリ。こんなお顔です。白い花弁のように見えるものは萼片。中央の小さなグリーンの蜜腺状のものが花弁で、その内側にあるのが雄しべ。