GW明け、どこのお庭でもバラが美しい季節がきています。この2、3日異常な寒さでしたが、今日からは暑くなる予報だそうです。一か月振りの片倉つどいの森スマイルガーデンのご紹介です。この花壇は、地域の方々のボランティア活動で維持管理されています。昨年の初夏に全国都市緑化はちおうじフェアの事業で生まれた花壇。昨年は見ごろを過ぎた苗を植えていていたので、宿根草のサルビア ネモローサ ‘カラドンナ’が植えてあったことに気づかないガーデナーメンバーも多かったかと思います。昨年から根をしっかり張ったS.ネモローサ ‘カラドンナ’は、公園利用者の多い5月の季節のためにあるプランツ。見事に咲いています。

黄色を中心とした花やリーフプランツの中でスパイクプランツとして立ち上がった紫色の花穂が美しい。

5月に入り、ムクムクと昨年初夏から植えている宿根草類が2倍の大きさに。花芽もたくさんついていますので、これからの初夏~夏にかけての開花が本当に楽しみです。グラス類のスティパも穂が出始め、やわらかな姿を楽しめています。

パンジーの花壇中央に植えていた カレンジュラ’ パワーデイジー サニー’ 4月下旬になってやっとまとまった開花。小さなタンポポが無数に咲いているような花の咲き方で、思ったより丈が伸びませんでした。昨年新しく海外から入ってきたばかりの品種です。

昨年の晩秋に植えたジギタリスの苗。冬の異常な寒さで、縮こまっていたのですが、そんな姿には見えない堂々とした風格が出ています。これから次々と開花するので、より華やかになりますね。


どの宿根草よりも先に咲き始めるチェリーセージ ’アイシングシュガー’は、晩秋まで咲き続けます。本当にチェリーセージは優秀な子です。低くコンパクトに保つのに、しっかり切り戻しを年数回します。


ニューサイラン’ブラックアダー’ 今年の冬の寒さですべての葉が焼けて・・・ダメかと思いましたが新芽がこんなに出てほっとしました。


午前中雨が降っていたのですが、昼頃止んで晴れてきました。天空の花壇のようだと言ってくださる方もいるそうです。公園の風景に溶け込み、とても気持ちのいい庭です。BBQなどで訪れる方も多く、利用マナーのことで心配な部分も出てきていますが、コミュニティーガーデナー達の見守りで、美しい庭が維持されています。プロがデザインしたものをコミュニティーガーデナー達による素晴らしい見守りと維持管理活動。この庭への地域の人々の愛情が花たちもわかっているからこそ、美しく咲けるのだと思います。