イギリス放浪記2017②
イギリスコッツウォルズ地方南西部にある ヒドコート・マナー・ガーデン(Hidcote Manor Garden)。8月上旬の季節にシーズンがある庭は少ない中、きっとヒドコートならばレッドボーダーが見頃なはず・・・との期待を胸に久しぶりに訪れました。学生時代に初めて8月にヨーロッパ花の旅ツアーで訪れた際に、衝撃を与えられた庭のひとつでした。アメリカ人ローレンス・ジョンストンの所有で、彼が長年にわたり造った庭であり、この庭は、英国の庭に影響を与えました。30もの種類のアウトドアルーム(庭)が、フォーマルな生垣によって仕切られているのが特徴です。この庭はナショナルトラストによって現在は守られ、維持管理されています。
マナーハウス入口 紫陽花がとてもきれいに咲いていました。
マナーハウス前の植栽がとても素敵・・・ホクシアとの合わせ方が素敵
真夏にピークを持ってきている レッドボーダー
銅葉植物を多く取り入れ、赤やオレンジ系の花が咲く。ダリアやカンナ、バラ、サルビア、ヘメロカリス、コスモス、キンギョソウ、クロコスミアetc
ガゼボを抜けると次のアウトドアルームへと続く。典型的な整形式庭園
長い生垣の続くロングウォーク 葉が伸びてきているシデの生垣。Hidecote全体の生垣を電動トリマーで刈り込むのに5か月を要するとか。現在は11名のガーデナーがフルタイムで働いているそうです。
オールドガーデン
ホクシアガーデンエリアの花壇
ロングボーダー 花の最盛期は終わりごろ
大好きな花の一つ ヘレニウムが夏のガーデンで美しく咲き誇る
木のトンネルを抜けると牧歌的な田園風景が広がる。
Hidecoteから見たオーツ麦?の畑。このゆるやかなコッツウォルズ地方の丘陵地と畑が本当に美しかった。
今年は7月上旬に猛暑があったそうで、どこの庭もプランツの状態はあまり美しいとは言えませんでした。植物の状態がベストではなくても、庭が美しく見えるには、骨格デザインがしっかりとしていること。ヒドコートに来て、改めてそれを感じました。ご紹介しきれないほど庭の数が多いHidecote。ツアーなどで来ると、時間的な制約があり、たぶん端から端までは見切れない。今回は個人で行ったので、朝一番に入場し、ゆっくり歩き回りました。有名な庭のひとつなので、観光客も多いです。すぐお隣にKiftsgate(キフツゲート)があり、私はこのふたつの庭園をセットで寄ることにしています。