梅雨のジメジメでも、毎日庭の植物の葉の美しさにうっとりさせられます。この時期に花を楽しみたいなら半日陰・日陰の庭には、インパチェンス系やトレニア、ベゴニア類が最適。グ リーンのお庭の所々ポイント的に植えてアクセントカラーに。白い草花は、膨張色なので、少しの花で存在感が出ます。また、緑が主な日陰の庭を明るくしてくれる役割も果たします。ちょっとだけ注意したいのは、最近出ている八重咲き(バラ咲き)種のインパチェンスは特に花ガラが大きく、ボタッと椿のように落ちることです(しかも茶色くなって・・・)。それが自分自身の葉の上に留まったままだと、花がとけてきて、葉もそこから腐ってしまうので、花ガラをそのままに放置しないように注意しましょう。
今の時期、『風通し』という言葉が大切。このジメジメとした梅雨を乗り越えて、暑い夏を耐え抜く庭には、植え付け時期から植物同士の間隔をあけていることも重要。風通しが悪くなると、病気や害虫におかされやすくなります。伸び伸びとその葉が茂ってもお互いの日光の奪い合い、風通しを悪くしたりしないように、今時期に下草の混み合っている場所の葉をカットしたり、植木の葉を整理してあげましょう。

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↑小手毬ガーデン 清涼感のある落ち着いた庭に。葉のひとつひとつの形が美しい季節

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↑八重咲き インパチェンス バラ咲きのタイプはエレガントな雰囲気を出してくれる。