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調布市にあるゴミ処理施設 ふじみ衛生組合(クリーンプラザふじみ)にコミュニティガーデンが完成しました。この場所は、三鷹市と調布市のゴミを収集している最新の技術が使われている都市型のゴミ処理施設です。10月22日の地域のお祭りに間に合うように市民のための花壇をつくり、地域のボランティアさんによって花を植えて維持管理したいというご要望から始まりました。

ワークショップから、皆さんの花壇への想いを乗せて、「さんちょうウェルカムガーデン」という名前に決定。さんちょうとは、三鷹市の漢字から「さん」 調布市の「ちょう」を合わせた2つの地域の市民が合同で行っていることの意味が込められています。また、ウェルカムガーデンには、施設の玄関口にあたるので、ここから地域の方々をお出迎えする歓迎する庭でありたい、更に世界の方々にも「おもてなし」の発信ができるような花壇にとの想いが込められています。(東京オリンピックも視野に)
小手毬は、花壇外構デザインのみに限らず、コミュニティガーデン事業コーディネーターの一部を兼務。ボランティアに必要な教育と、花壇デザイン、更に園芸の基礎教育や実際の植え付けに関わる園芸アドバイザー講師を務めています。花壇はただ見て楽しむようにするのではなく、そこを訪れた方々の憩いの場所にもなるようにベンチも配したデザインにしました。植栽計画では、樹木や宿根草類のデザインはデザイナーがしましたが、一年草類の花の色あわせなどは、ワークショップによって皆さんで決定。そして11月10日にすべての植え付けが完了しました。

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花壇は植えて終わりではありません、ここからがはじまりです。この花壇ボランティアの皆さんの中には、園芸未経験者が多く、地域のために貢献したいお気持ちの強い方々ばかりです。花を通してまちに貢献できることを喜びながら、楽しみながら、それがまちなみに寄与するということは、次第にまちの緑へと関心が広がって行きます。
10月22日のお祭り「ふじみまつり」で花壇のお披露目があり、それ以降は今後の管理指導や、足りなかった園芸指導を定期的に行いながら、長い目でサポートさせて頂きます。
このようにアドバイザーによるサポートが出来る教育体制が、地域の質の高いコミュニティガーデナーや緑化リーダーを育てることに繋がります。ふじみ衛生組合、三鷹市、調布市といった行政が支援してくださることにも感謝しつつ、地域のボランティアさん自らが楽しみならがら植物の世話をする中で、地域コミュニティが育ってくれれば・・・と願っています。
春になったら素敵になった花壇を掲載したいと思います。

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↑みんなでどんな花壇がふさわしいか、どんな花を植えたいかなどをワークショップ

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↑みんなで植物の名札づくり

ふじみまつりが、ふじみ衛生組合にて11月22日(日)に開催します
お近くの方は、是非おいでください。
http://fujimieiseikumiai.jp/oshirase/2015102900019/files/2015.pdf