冬の北玄関まわりは、寒く、日光を好むプリムラやガーデンシクラメンなどの華やかな冬の一年草は植えられません。こんな時、南玄関を羨んだりもするかもしれません。北側でも玄関周りは素敵に花で飾りたいものですね。
北玄関前と言っても、あきらめることはありません。ただす建物のすぐ真下の土面は暗い日陰の場合が多いので要注意ですが、前が通りで空が開けた空間であれば、照度があります。向かいの家からの反射光などもあるかもしれません。角度によっては西日や東日が入る場合もあります。注意深く観察してみてください。
北玄関周りでの寄せ植えには、半日陰や日陰で育つ植物をセレクトするのが無理がなく、きれいに魅せることができます。冬春花壇での一年草で北玄関で育ちやすいのは、葉牡丹、パンジー&ビオラ、シロタエギクです。そこにリーフ系のヒューケラやミスキャンタス、ユーフォルビアなどのカラーリーフと組み合わせることで、北側でもあきらめずに素敵に演出できます。私は北玄関門柱横に小さな寄せ植え花壇をつくっています。初夏~秋までは、日の角度が広いので、西日の当たる時間帯も少しありますが、晩秋から冬は、ほとんど日は差さない寒い環境です。本当に真冬に暗い場合は、パンジーの花は一旦止まったりすることもあります。しかし春が近づくと、また開花を始めます。もし日陰に植えて、花がらもきちんと摘んでいたのに花が咲かなくなったら、それは日照が不足しているのが原因かもしれません(ほかの原因もありますが)。温度も低く、日照が不足した環境では、花芽をつくれなくなります。
今年は、葉牡丹(スプレー咲葉牡丹、ブラックリーフ、切り花用葉牡丹白)、パンジー、ヒューケラ’フリンジレモン’、ユーフォルビア’フロステッドフレーム’を植えてみました。葉牡丹を何種類か植えるだけでも可愛いですね。植えっぱなしのシルバードラゴンやツルニチニチソウも添え役になります。
今年は特に葉牡丹のバリエーションが沢山あって驚きます!店頭を是非みてみてくだい。光沢のある葉、ミニミニ葉牡丹、白いピュアな葉牡丹、ケールとの交配種など多彩。これが葉牡丹?というくらいの品種の取り揃えです。


↑グリーン・ギャラリー・ガーデンズの店舗での葉牡丹陳列の様子