片倉城址公園のヤマブキソウは、林床に群生して生えており、見ごたえがあります。林床に咲く花たちは、半日陰や日陰(シェードガーデン)向きのお庭に使える植物の参考になります。

花木のヤマブキは春の黄色い花がお馴染みですが、それとは属も種類も違います。花木のヤマブキに似ていることから、ヤマブキソウの名がついたとか。
ヤマブキソウは日本原産の多年草。Chelidonium japonicum ケシ科 クサノオウ属
落葉樹の林床に春に芽生え、夏から初秋には地上部が枯れて休眠します。木陰に生える日陰向きの植物です。

林の傾斜に黄色い絨毯を敷き詰めたように群生する姿は見事です

ヤマブキソウ群生

ニリンソウも咲いています

イチリンソウも所々に咲いています

花の終わりを迎えるカタクリの花も まだところどころに少しだけ咲いていました。

個性派 ミミガタテンナンショウも咲いていました。これをみてカラーの花と同じだなーと思ってしまったのですが(^^)同じサトイモ科。仏炎苞(ぶつえんほう)という大きな葉の一種の筒の中に雄しべと雌しべが守られているかたちで咲きます。

片倉城址公園は片倉つどいの森公園とお隣で繋がっている雑木林で、山野草の宝庫。春はカタクリから始まり、さまざまな山野草を楽しむことができます。